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vol.63 生活レシピ ~季節を愉しむ脳トレ漢字~

暮らしに役立つ情報ページ。生活レシピ~季節を愉しむ脳トレ漢字~

まだまだ暑い日が続きますが、植物界からの秋の便りはもうすぐそこに。
秋を代表する花に、万葉の時代から『秋の七草』というものがあります。
何度か脳トレ漢字に登場してみますが、今回は秋の七草おあさらいということでフル登場!
季節を身近に感じ、自然に寄り添い触れ合って過ごしてみませんか♪
花、と言えば...サン・リフォームのホームページ内「花物語」のページにもいろいろな花を紹介しています。
庭の花や歴代『ありがとう。』の表紙を飾った花たちも。ぜひご覧ください!!


Q1:花の名前を漢字で書き、あてはまる画像をA~Gの中からお選びください。
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①おみなえし
・漢字...「   」※3文字
・画像...「  」

「思い草」ともいわれて『万葉集』以来、多くの歌に詠まれる。
平安の時代から使われてきた色名でもある。
「帷子一重をうちかけて 紫苑色の花やかなるに をみなえしの織物と見ゆる重なりて袖口さし出でたり」と『源氏物語』で紫式部が書いている。

②おばな=ススキ
・漢字...「  」※2文字
・画像...「  」

ススキおよびススキの穂を意味する古名であり、奈良時代初期の歌人・山上憶良が『万葉集』にて秋の七草として掲載。
華やかとは言えないススキに趣を見出すのは日本人ならではの感覚。

③ききょう
・漢字...「  」※2文字
・画像...「  」

古名は「アサガオ」といいますが、現在のアサガオとは別のもの。
平安時代中期の長編物語『うつほ物語』にあるように、織色、重色があり、秋の衣装に用いられた。

④なでしこ
・漢字...「  」※2文字
・画像...「  」

古く『万葉集』から詠まれる。『枕草子』では「草の花はなでしこ、唐のはさらなり やまともめでたし」とあり、当時の貴族に愛玩されたことがうかがえる。和歌で子どもや女性に例えられる。

⑤ふじばかま
・漢字...「  」※2文字
・画像...「  」

奈良時代に香料として唐から輸入し、野生化した。
乾燥させると桜餅の葉のような芳香を放つ。花の色がふじ色で、花弁の形がはかまのようだというのでこの名がついた。

⑥くず
・漢字...「 」※1文字
・画像...「  」

根を用いて食材のくず粉や漢方薬が作られた。かつて大和国(現:奈良県)吉野川(紀の川)上流の国栖(くず)がくず粉の産地であったことに由来する。漢字は当て字。


⑦はぎ
・漢字...「  」※2文字
・画像...「  」

古くから日本人に親しまれ、『万葉集』で最もよく詠まれる花でもある。
秋ハギと牡鹿のペアの歌が多い。
マメ科植物特有の根粒菌との共生のおかげで、痩せた土地でも良く育つ特性がある。

花札にも登場⇒これはイノシシとハギの絵柄。
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花札は1~12月を表現し、これは文月=『7月』の絵柄になる。


Q2:下のA~Dの色はどの花のイメージカラー(日本の伝統色和名の色より)でしょう?□の中に、Q1問題の花の番号を入れてください。
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答え

Q1:
①女郎花(画像はC)
②尾花(画像はD)
③桔梗(画像はG)
④撫子(画像はF)
⑤藤袴(画像はA)
⑥葛(画像はE)
⑦萩(画像はB)

Q2:
A=④...撫子 
B=③...桔梗
C=⑤...藤袴
D=①...女郎花

※Dの「女郎花色」が実際の花に比べ薄いのは染物からきた色の為。