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vol.99 生活レシピ ~脳トレ漢字:和名の色シリーズ⑨青系色編~

久々の登場、脳トレ漢字「和名の色シリーズ」は今回で第9弾。
前回は3年前に緑色を特集していました。

日本の色名には、固有の伝統的な色の名前が、数多くあります。
どの色も名前をきくだけで不思議とイメージが浮かんできます。
美しさの微妙な違いを的確にとらえ楽しむ、日本人の繊細な感覚をそれらの名前から知ることがでます。

「青」は「赤」とともに日本最古の基本色彩語。
とはいえ「青」の原義はかなり漠然としていて、色のカテゴリーの範囲も現在よりはるかに広かったとされています。
その曖昧さにもかかわらず、日本人は純粋な「青」という色を知っている...という不思議。
この普遍的なユニーク青にスポットライト♪

Q:問題文の色名を漢字で書いてみましょう。

例:あお色→青色
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本来は灰色がかった白のことといわれているが、あおの意味と色はまことに漠然としている。
一説によれば昔は赤とあおの境界は黄とオレンジの間にあったといわれている。
今なら絶対にあお色とは呼ばない色味...。
ユニークあおは473ナノメートルあたりの色刺激で、その主波長をもつ色とされている。つまり3原色のひとつである。

※古文書「延喜式」では「青白橡あおしろつるばみ」というくすんだ緑みの「青色」といわれた染色が登場。


①みず色→?色(1文字)
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薄い緑みの青からみずの色を連想するのは、昔も今も、また日本人も西洋人も同じである。
平安時代にはすでにみず色という色名が用いられていた。
今ではクレヨンにもみず色があり大変一般的な色名になっている。
川や池や湖沼などのみず色からとられたものである。
透明な澄んだみずでなければ、なかなか美しいみず色には見えない。
環境保全のためにも、この色と色名を伝承すべきといえる。

②あさぎ色→??色(2文字)
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薄いネギの葉のような色という意味。
色名にはネギ色という色名はないが、その字は色が青くなることを示す染色の色名に使われている。
あい染のあさい染の色が「あさぎ」である。
あい染が薄くなるとやや緑みのある青になる。
江戸時代には、田舎から出てきた侍が羽織などの裏地にあさぎ色をよく用いていたので、気の利かない田舎侍を「あさぎ裏」と呼んで馬鹿にした。当時の差別語の一種。

③つゆくさ色→??色(2文字)
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日本の青い花の代表とされていたのはつゆくさの花である。
日本の染色では最初期の染料であったかもしれない。
「万葉集」では「つきくさ」の名で詠まれている。
和紙にこの花の汁をしみこませておき、使う時に水をつけて色を出す方法が考えられて、この紙を青色紙または移し紙、色を移し色ともいうように。
この花汁の青は消えやすいので友禅染の下絵を描くのに用いられている。変わりやすい色の代表でもある。

④るり色→??色(2文字)
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るりは仏教で七宝にあげられる宝物の中では唯一の青い宝石である。
ヨーロッパでラピスラズリと呼ばれる鉱石のことかもしれないし、青色ガラス質のことを指すこともあるのでコバルトガラスのスマルトの色のことであったかもしれない。
王朝文学に登場するるりの坏というのはおそらくるりガラスの器のことだろう。
色が鉱石のるりに似ているからそう呼ばれるようになったとすると色名はウルトラマリンブルーになる。

⑤こんじょう→??(2文字)
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JISの慣用色名の解説では、こんじょうは1704年に独仏両国ではほぼ同時期に発見されたフェロシアン化カリウム溶液に硫化第一鉄を加えた青色顔料のこととされている。
絵具の色名ではプルシャンブルーの名で知られている。
JISのこんじょうは平賀源内が著した「物類品隲」にとりあげられたベイレンブラーウつまりベルリンブルーのことであった。

※プルシャンブルーのような人工顔料のこんじょうは、天然の岩群青のこんじょうと区別してはなこんじょうと呼ばれており、こちらの名前でも知られている。

⑥あいねず→??(2文字)
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江戸時代の流行色というと「四十八茶百ねずみ」と呼ばれた茶とねずみに代表されるが、もうひとつあい染による青系統の色を忘れるわけにはいかない。
江戸時代後期の19世紀、喜多村筠庭の「嬉遊笑覧」の中に「染はるりこん、こんぎきゃう、あいねず、花色」のような流行の青色がとりあげられている。青みのねずみ色には凝りすぎた色名が他に色々ある。
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⑦わすれなぐさ色→???色(3文字)
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わすれなぐさの伝説はドイツで生まれた。恋人のために小島の青い花をとりに行って急流に巻き込まれた青年が最後に叫んだ言葉「私をわすれないで」がそのまま花の名前になり英語のforget me notとなり、1877年には英語の色名になった。
この伝説の花に魅せられたのは明治文学の若き先駆者たち。
上田敏の訳詩集「海潮音」の中に登場し日本でも花の名前、色の名前として知られるようになった。

答え

①水
②浅葱
③露草
④瑠璃
⑤紺青
⑥藍鼠
⑦勿忘草

※色名は特定の色を指示するものではなくある範囲の色の印象を表わすものなので、解説文から色合いの ニュアンスを読みとっていただきたいと思います。


➡その他にもたくさん青色の和名があります。一部をご紹介。
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その色の名前とイメージするカラーは同じですか?名前の由来を知るともっと楽しいですよ♪




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