平成28年9月 悠久の大義

  • 投稿日:2016年 9月21日

秋の気配も

次第に濃くなり穏やかな好季節となってきました。皆様方におかれましてはおかわりはございませんでしょうか。  弊社におきまして、8月1日より創立10年目を迎えております。下松に拠点を置かせていただき、周南、光、そして故郷である岩国の方々の皆様の暖かいご支援のおかげをもちまして、無事迎えることが出来ました。本当にありがとうございます。感謝申し上げます。〝先義後利〟という経営理念の下、〝お客様に喜んで頂ける企業〟〝地域社会に貢献できる企業〟を目指して、研鑽、精進して参ったつもりではありますが、未熟者故、まだまだご満足の頂ける商いが出来ていないと思っております。社員一同〝世の為、人の為となる企業〟を目指して参る覚悟でございます。どうぞこれからもより一層のご支持を賜ります様、宜しくお願い致します。  恒例の〝秋のわくわくリフォーム祭〟を10月1日、2日に開催させていただきます。日頃のご愛顧への感謝の心を込めて、社員一同おもてなしをさせていただきたいと思っております。皆様御誘い合わせの上、お越しいただければ幸いでございます。

瀉瓶(しゃびょう)という言葉が

 あります。かめの水をそのまま他のかめに移し入れるという意味です。転じて、師は己の一道を通じて体得したものすべてを弟子に注ぎ込む、弟子もまた一滴もこぼさぬように、これを受け止める、師と弟子の真剣な息が呼吸して道は伝承されるということで、思いを伝承する究極の姿を凝縮した一語であります。
 古来多くの先哲が自らの想いを後進に伝えるべく、数多くの言葉を遺してきました。吉田松陰先生も「士規七則(しきしちそく)」の前文でそのことを述べています。
〝冊子を披繙(ひせん)せば、嘉言(かげん)林の如く、躍々(やくやく)として人に迫る〟先哲の言葉を記した書物を繙(ひもと)くと素晴らしい言葉が林のように連なり、躍動するかのように迫ってくる、ということです。幼少期から書物を愛した松陰先生ならではの言葉です。
「士規七則」は松陰先生が叔父の子の玉木彦介の元服に際し、立派になってほしいという願いを込めて創案したもので、それは時代を越え、人物を導く指針となっています。松陰先生の思いは、時空を超えて後世に伝承されたと言えます。
「士規七則」は、要約すると三つに帰すと、松陰先生はおっしゃっています。一は志を立てること、二は友を択(えら)ぶこと、三は聖賢の書を読むこと。この三つの実践によって、人は磨かれるとおっしゃっています。
「士規七則」の中から、今を生きる私達に特に大事と思われる三つを紹介させて頂きます。

一、凡(およ)そ生まれて人たらば、宜(よろ)しく人の禽獣(きんじゅう)に異なる所以(ゆえん)を知るべし―人として生まれたからには、人と鳥や獣との違いがどこにあるかを知り、人としていかに生きるかを考えなさい。 一、人古今(こごん)に通ぜず、聖賢を師とせずんば則ち鄙夫(ひふ)のみ。読書尚友(しょうゆう)は君子の事なり―歴史に通じ、古今の聖賢を師として学ばなければ、いやしい人間になってしまう。君子は古(いにしえ)の書物の中に立派な人を見つけて師としなければならない。
一、徳を成し材を達するには、師恩友益(しおんゆうえき)多きに居る。故(ゆえ)に君子は交遊を慎(つつし)む―徳を身に付け能力を伸ばすには、師の導き友の助けが要る。だからどういう人と付き合うか慎重でありなさい。

 今日一日は、永久に戻らぬ一日です。素晴らしい未来のために悔いを残さぬよう先哲の言葉を胸に刻んで、今日一日を精一杯生きましょう。感謝。





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