平成30年3月 悠久の大義

  • 投稿日:2018年 3月 1日

春草萌えいづる

季節を迎え、皆様方におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

一月に開催した

【新春リフォーム祭】下松本店では、過去最多の1599組のご来場を賜りありがとうございました。又、岩国店で開催したイベントでも、沢山のお客様にご来店いただきました。心より感謝申し上げます。2会場で皆様より預かった義援金420760円を震災被災地の方々に届けさせていただきます。ご協力ありがとうございました。

ローマ帝国は

なぜ滅びたのか?
 それは外敵の侵略でもなく、地震、飢饉などの天災の理由でもないのです。
 古代ギリシャなどほとんどの文明が同じパターンをたどって滅んでいるのです。
 ローマ市民は大土地所有者や政治家の門前に無料のパンを求めて群がった。彼らは支持と人気を得る為に彼らの一人一人にパンを与えました。
 こうして働かないで無料のパンを得るようになった市民たちは次にもて余した時間の退屈しのぎのためにサーカスを求めたのです。
 市民からの点数をかせぐために政治家たちは巨大な競技場、集会場、娯楽施設、公衆浴場などを作りました。そしてそこで公共の費用で競技や見せものを行い市民に娯楽を与えたのです。
 紀元40年頃、皇帝クラディウスのときにすでに競技や見せものを行う競技日が93日、公の休日が159日に達していました。とどまることを知らない要求により紀元300年頃には競技日175日、公の休日が200日にも達していました。こうしてローマの市民達は無料のパンと娯楽の配給を受け繁栄と福祉を楽しんだのです。しかし【ただほど高いものはない】この時すでにローマ人やローマ社会の腐敗やローマ帝国の没落が確実に始まっていたのです。
 責任や義務を負うことを忘れた市民達は権利だけを主張し、エゴの氾濫と悪平等主義が流行したのです。ローマは市民の「パンとサーカス」に対する要求によって滅んだと言われています。最盛期のローマ帝国は300万平方キロといわれ人口は7千万人で首都ローマの人口は100万ないし120万といわれています。すべての道はローマに通じているといわれた道路は5627本もあり、すべてローマから発していました。
 『ローマが滅ぶときは世界が滅ぶとき』とまでいわれ栄華を誇ったローマ。自らの責任をとらず国や組織に要求することばかりを考えている人々が増えたとき国が滅びるのです。
 今の日本はどうでしょうか?主権国家としての義務を果たしているといえるでしょうか?個人においても公をかえりみず個を尊重するあまり権利ばかり主張し、義務が軽んじられてはいないでしょうか?
 憲法改正の気運が国民の間で中々高まらない現状を見るに非常に悲しい気持ちになります。豊かさゆえに危機意識、問題意識が欠如された日本人、ローマ帝国と同じ道を辿らんとしている事に気付くのはいつの日なのでしょうか。『今をより良い形にして次の世代に手渡す』それこそが今を生きる私達の最大の使命であると私は思います。

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▲フォロ・ロマーノ
ローマ帝国の政治・経済・宗教の中心地「フォロ・ロマーノ」では、紀元前から建築されていたという貴重な史跡を見ることができます。
古代ローマの遺跡の代表格コロッセオは紀元80年頃完成した大型娯楽施設の闘技場。
当時から排水施設や地下道などの最新設備が整っていた。
「フォロ・ロマーノ」「コロッセオ」「パラティーノの丘」はローマ繁栄を知るうえで欠くことのできない遺跡といえる。












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