平成29年5月 悠久の大義

  • 投稿日:2017年 5月 2日

青葉若葉の

さわやかな風の吹く季節になりましたが、皆様方におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

3・11の

大震災が発生し、大災難の中日本国民が自制や自己犠牲の精神で震災に対応し、日本人の美質、日本文化の核なる部分が日本人のDNAの中に脈々と生きていると確信し、必ずや日本国が良い方向に向かうのではと思っておりましたが、最近、日々目の当たりにするニュースは思いとは全くかけ離れたものです。
SNS等による他人への無慈悲な攻撃、犯した罪、失態を本人が認め、反省し、謝罪し、社会的制裁を受けているにもかかわらず執拗なまでの、人格を否定し、抹殺せんとする様な攻撃、孔子の言葉に『罪を憎んで人を憎まず』という言葉があります。日本人の美徳はどこへ行ってしまったのでしょうか。
又、虐めによる問題は後を絶ちません。先日の新聞に福島の原発事故で横浜市に避難した中学生が「菌」というあだ名をつけられ虐めを受けたという記事がありました。生徒側は何年も前から学校や教育委員会に相談していたにもかかわらず適切な対応がなされず不登校を繰り返すようになったというのです。
当時者意識のない学校や教育委員会に強い憤りを覚えます。
一人一人がこの様な問題に関心をもち、他者へのおもいやりの心を持ち理不尽な行為を絶対に許さない社会にしていかなければならないのではないでしょうか。その際に不可欠なのが『道徳心』です。
よい社会にする為に一人一人が自分の考え方、行動を変え、小さな事からでも『利他』の精神で『徳』の積んでいける様な生き方をする事だと思います。今の世の中、将来不幸になる生き方をしている人がなんと多いことか。嘆かわしいことです。
人々の間に、道徳人や責任感が養われ、お互いを励まし合い、褒め、認め合う、思いやりに満ちた温かい日本を築ける様願ってやみません。      
一灯照隅 万灯照国

教育勅語 ~現代語訳~

私が思うには、我が皇室の先祖が国を始められたのは、はるかに遠い昔のことで、代々築かれてきた徳は深く厚いものでした。我が国民は忠義と孝行を尽くし、全国民が心を一つにして、世々にわたって立派な行いをしてきたことは、わが国のすぐれたところであり、教育の根源もまたそこにあります。あなたたち国民は、父母に孝行し、兄弟仲良くし、夫婦は仲むつまじく、友達とは互いに信じあい、行動は慎み深く、他人に博愛の手を差し伸べ、学問を修め、仕事を習い、それによって知能をさらに開き起こし、徳と才能を磨き上げ、進んで公共の利益や世間の務めに尽力し、いつも憲法を重んじ、法律に従いなさい。そしてもし危急の事態が生じたら、正義心から勇気を持って公のために奉仕し、それによって永遠に続く皇室の運命を助けるようにしなさい。これらのことは、単にあなた方が忠義心あつく善良な国民であるということだけでなく、あなた方の祖先が残した良い風習を褒め称えることでもあります。このような道は、実にわが皇室の祖先が残された教訓であり、その子孫と国民が共に守っていかねばならぬことで、昔も今も変わらず、国の内外をも問わず、間違いのない道理です。私はあなた方国民と共にこの教えを胸中に銘記して守り、皆一致して立派な行いをしてゆくことを切に願っています。

 正しい理念、哲学は不滅不朽なものである。


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