令和6年1月 悠久の大義

  • 投稿日:2024年 1月 8日

新年明けまして
おめでとうございます。
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旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り誠にありがとうございました。皆様方におかれましては健やかなる新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。本年も変わらぬご愛顧を賜ります様 よろしくお願い致します。


二宮金次郎

私の母校である、岩国市立川下小学校の開校150周年記念事業において、二宮金次郎像を寄贈させていただくこととなりました。
 二宮先生は、私が尊敬し、信奉する偉大な先人の一人です。二宮先生の教え、思想、生き様こそ、今の時代に忘れ去られようとしている日本人の大切な心だと思います。子供達が少しでも二宮先生に触れる機会が出来、日本人の美質を感じ、正しく豊かな心、人を思いやることの出来る、美しい心の人間に成長してくれることを願い、寄贈しました。
【報徳思想】
二宮先生が考え出した思想で、多くの日本の偉人に影響を与えました。
『論語とそろばん』の渋沢栄一、「道徳と経済は表裏一体不可分である」と言っています。二宮先生は「道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である」と言っています。
松下幸之助は、二宮先生の教えの下、経営を行う中で社員を非常に大事にし、家族の様な愛情や親しみを持つ理念を提唱しました。
トヨタ自動車創業者の豊田佐吉は、世の為、人の為、社会の為に貢献するという考えを大切にしました。
稲盛和夫は、二宮先生を例に挙げ「人格を錬り魂を磨いて生きることが大切である」とそれには俗世間で日々懸命に働くことこそが大切であると説いています。
 報徳思想は二宮先生が神道、儒教、仏教のそれぞれに考え方を参考にして二宮先生の経験によって作られたものです。報徳思想には4つの原理があります。
至誠...報徳思想の根底の考えで、物事の取り組みは真心を持って誠実に行うこととしています。頭の中で考えるだけではなく具体的に行動をおこさなければ意味が無いとし、善い行いをしていくことが大切であると説いています。
勤労...「至誠」の心を持って「勤労」することの大切さを説いています。単にお金を稼ぐためや名誉のために稼ぐというのではなく、大事なことは『徳に報いること』、各々の仕事に誇りを持ち、その仕事を高めることに力を入れるべきであるとしています。
分度...それぞれの収中の中で適切な支出範囲を決める、収入以上の支出をすれば赤字になるのは明白です。収入の範囲で生活をし、いくらか残しておくことが大切であり、二宮先生は質素で倹約的な生活を理想としました。
 推譲...分度で残しておいたものを自分の意志で人に譲ったり、将来に残したりするという意味です。物質的なもののみを譲るのではなく精神的なものも意味します。思いやりの心を持ちながら人に譲るということを大切にしています。
 4つの心構えである至誠、勤労、分度、推譲について私達の日々の生活で少しでも実践することが大切なことだと思います。
 弊社においても二宮先生の教えの下、世の為人の為に成る企業を目指して精進し参ります。
 2024年皆様方と共により良い一年であります様祈念致します。








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