令和4年1月 悠久の大義

  • 投稿日:2021年 12月29日

新年明けましておめでとうございます。

旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り誠にありがとうございました。皆様方におかれましては健やかなる新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。本年も変わらぬご愛顧を賜ります様 よろしくお願い致します。

明るい一年を夢見て、

2021年を振り返ると、コロナ、コロナ、コロナの一年であった様に思います。日本においては、10月頃から急激に感染者数が減り、原稿を書いている11月29日の時点で、山口県での新規感染者数は9日連続0という結果となっています。世界を見渡すと、直近4週間の感染者数は米国で227.6万人、ドイツで111.7万人、英国で109.8万人、ロシアで104.4万人と、冬を前に欧米諸国では再び感染が拡大しています。
 良い意味で日本の急激な減少は異常に見えます。専門家の見解でも、はっきりとした要因は解らない様に思えます。新たなる変異株であるオミクロン株が確認され、世界での流行が懸念されている状況です。この原稿が皆様にお届けする頃には、少しでもコロナが落ち着いている事を願うばかりです。
 日本も世界もコロナ禍で傷つき、不安、不満、格差、貧困が拡がり、負のスパイラルに陥る中「いまをどう生きるのか」を真剣に考え、『原理、原則』を見つめ直す事が大切であると思います。
 古典の名著『大学』にある言葉で「心ここに在らざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず、食えどもその味を知らず」―心がここになかったら、視ていても見えない、聴いていても聞こえない、食べていてもその味が分からないという意味です。
 次に弘法大師、空海の言葉で「医王(いおう)の目には途(みち)に触れて皆薬なり。解宝(げほう)の人は鉱石(こうしゃく)を宝と見る」―名医は道に生えている草の中からも薬を見出し、宝を解かる人は、普通の石の中からも宝を見つける、という意味です。
 結局、人生はこの二つの言葉が指し示すところに尽きるのではないでしょうか。
 見る目を持った人が見れば、人を幸福に導く真理は至るところに溢れているのにそれに気づき、つかもうとする人がいないことを示唆した言葉です。では、どうしたら満ち溢れる真理に気づき、医王(いおう)の目を養い、解宝(げほう)の人になることができるのか。古来多くの名人、達人の生き方を見るに、その第一は「真剣に生きる」ことだと思います。全くの徒手空拳(としゅくうけん)から身を起こし成功を勝ち得た人は一様に、真剣に努力した人であります。
 そういう人のみが天地不書の秘伝、法則をつかむと言われています。
 第二は「恩を忘れず、恩を返す」受けた恩を忘れないで必ず返そうとする姿勢に、宇宙の霊妙は働き呼応するといわれています。
 第三は「いまここに生きる」ことです。人生は「いまここにしかない。その「いまここ」に集中することです。心の焦点が定まっていない人に真の気づきは得られないといわれています。
 第四は「学ぶ」ことです。『法句経』の言葉に「頭(こうべ)白しとて このことによりてのみ 彼は長老(おさ)たらず 彼の齢(よわい) よし熟したりとも これ空(むな)しく 老いたる人とのみ よばれん」高齢者になったから尊いのではない。高齢者になっても、なお道を求めてやまないところに年を取る意味があるのだということです。又、『法句経』はこうも言っています。
「されど心ある人の法は 老ゆることなし」―身は老いても法を学んでいる限り、 心が老いることはない、というのです。
 前漢末期の思想家楊雄(ようゆう)はこう言いました。「年弥々(としいよいよ)高くして徳弥々卲(たか)し」―年を取れば衰えてくるが、心に修養をいよいよ積んで徳を高くしていこうという教えです。そういう「いま」を生きたいものです
 今年一年皆様方と共に「いま」を大切に生き、幸福な日々が送れる事を切に願います。





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