平成23年3月 悠久の大義

  • 投稿日:2011年 3月19日

3月11日に発生した

東北地方太平洋沖地震は
未曾有の大惨事となり、時間を追う毎に入る情報に心が痛みます。
地震や津波で犠牲になられた方々へ
心よりお悔み申し上げますと共に被災地の一日も早い復興を心よりお祈りいたします。


先日の

3月12日土曜日に、「第2回サン・リフォームカップ」周南近郊小学生バレーボール大会を
無事開催することが出来、大変嬉しく思っています。
開催にあたりご協力頂きました、関係者の皆様、本当にありがとうございました。
子供たちの情熱溢れる懸命なプレイを見ることができ、
心から感動する幸せな時間を過ごすことができました。
その日懸命に闘った6年生の方の中には、この「サン・リフォームカップ」が、
スポ少での最後の大会出場になった方もおられるかと思いますが、
心に刻まれるいい大会であって欲しいと願います。
来年もまたこの時期に、「第3回サン・リフォームカップ」を開催する予定です。

↓「第2回サン・リフォームカップ」の大会の様子はコチラから
https://www.sunreform.net/40/4050/post_304.html

「縁を生かす」

先日、大変感動した、記事がありましたので、皆様に是非読んでいただきたく、掲載させていただきます。

その先生が5年生の担任になった時、一人、服装が不潔でだらしなく、
どうしても好きになれない少年がいた。
中間記録に先生は少年の悪いところばかりを記入するようになっていた。

ある時、少年の1年生からの記録が目に留まった。
「朗らかで、友達が好きで、人にも親切。勉強もよくでき、将来が楽しみ」とある。
間違いだ。他の子の記録に違いない。先生はそう思った。

2年生になると、
「母親が病気で世話をしなければならず、時々遅刻する」と書かれていた。
3年生では
「母親の病気が悪くなり、疲れていて、教室で居眠りする」
3年生の後半の記録には
「母親が死亡。
希望を失い、悲しんでいる」
とあり、4年生になると
「父は生きる意欲を失い、アルコール依存症となり、子どもに暴力をふるう」
先生の胸に激しい痛みが走った。
ダメと決めつけていた子が突然、
深い悲しみを生き抜いている生身の人間として自分の前に立ち現れてきたのだ。
先生にとって目を開かれた瞬間であった。

放課後、先生は少年に声をかけた。
「先生は夕方まで教室で仕事をするから、あなたも勉強していかない?
分からないところは教えてあげるから」少年は初めて笑顔を見せた。
それから毎日、少年は教室の自分の机で予習復習を熱心に続けた。
授業で少年が初めて手をあげた時、先生に大きな喜びがわき起こった。
少年は自信を持ち始めていた。

クリスマスの午後だった。
少年が小さな包みを先生の胸に押しつけてきた。
あとで開けてみると、香水の瓶だった。
亡くなったお母さんが使っていたものに違いない。
先生はその一滴をつけ、夕暮れに少年の家を訪ねた。
雑然とした部屋で独り本を読んでいた少年は、気がつくと飛んできて、先生の胸に顔を埋めて叫んだ。
「ああ、お母さんの匂い!
きょうはすてきなクリスマスだ」

6年生では先生は少年の担任ではなくなった。
卒業の時、先生に少年から一枚のカードが届いた。
「先生は僕のお母さんのようです。そして、いままで出会った中で一番すばらしい先生でした」
それから6年。またカードが届いた。
「明日は高校の卒業式です。僕は5年生で先生に担当してもらって、とても幸せでした。
おかげで奨学金をもらって医学部に進学することができます」
10年を経て、またカードがきた。
そこには先生と出会えたことへの感謝と
父親に叩かれた体験があるから患者の痛みが分かる医者になれると記され、
こう締めくくられていた。
「僕はよく5年生の時の先生を思い出します。
あのままだめになってしまう僕を救ってくださった先生を、神様のように感じます。
大人になり、医者になった僕にとって最高の先生は、
5年生の時に担任してくださった先生です」

そして1年―。
届いたカードは結婚式の招待状だった。「母の席に座ってください」
と一行、書き添えられていた。
―たった1年間の担任の先生との縁。
その縁に少年は無限の光を見出し、それを拠り所として、それからの人生を生きた。
ここにこの少年の素晴らしさがある。人は誰でも無数の縁の中に生きている。
無数の縁に育まれ、人はその人生を開花させていく。
大事なのは、与えられた縁をどう生かすかである。                                                     ―月刊「致知」より

皆様にも、素晴らしい「縁」との出会いが訪れますように

イナックスの表彰式が福岡県太宰府でありました。

「いい住まいいい暮らしキャンペーン2010」イナックスのポイントゲット部門中国エリア、
全国エリアでの売上の結果によって、優秀な成績をおさめたとして表彰されました。
(中国エリア第1位。全国エリア第7位。)
なんとこのコンテスト対象社は全国で4,220社!
これもひとえに日頃の皆様のご愛顧の賜です。感謝いたします。

そのキャンペーンの表彰式が福岡県の太宰府であり、
その際に、久方ぶりに大宰府天満宮に足を運びました。
その日、展示してあったポスターの、梅に埋め尽くされた大宰府のあまりの美しさに目を...
感慨深い詩に心奪われ...下松に帰ってからも、そのポスターの情景や詩が
頭から離れることができませんでした。
そして、なんとかそのポスターを譲っていただける様に
各関係施設に問い合わせ...取り寄せることが出来ました!
嬉しくて嬉しくて、表装屋さんにすぐ駆け込み...パネルにしてもらいました。
パネルはショールームに今飾っています。
ぜひ皆さんに実物を見ていただきたいと思います。

写真で詳しく大宰府天満宮をご覧いただけます
http://kotomachi.exblog.jp/i23(ことまち写真館さんより)

dazaifu002.jpg
~花~

花の名だけは知っていて
花そのものは知らない
そんな花があります
愛という字は
よく知っているのですが
そして
愛そのものも知っているつもりだけど
降るような花の下を行くと
いったい
何を知っているのか
と 急に思います

川崎洋/詩集「象」(思潮社より)
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あなたに、たくさんの幸せが咲きますように。





※こちらのコラムは、弊社情報誌「ありがとう。」vol.25に掲載しています。


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平成23年2月 悠久の大義

  • 投稿日:2011年 2月 1日

薫る候、

皆様方におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
いつも一方ならぬお力添えにあずかり、誠にありがとうございます。


先日、開催させていただきました、

【新春リフォーム祭】には、多数の一期一会クラブ会員様のご来店を賜り誠にありがとうございました。
楽しんでいただけましたでしょうか?
今回は、初めて『マグロの解体ショー』を開催させていただきましたが、多数のお客様からお喜びの声を聞かせていただきました。
来年はもっと大きなマグロをご用意したいと思っておりますのでご期待ください。
又、1月8日・9日の2日間に光スポーツ公園にて開催されました周南地区U‐11少年サッカー大会「第2回サン・リフォーム杯」も無事開催することが出来ました。
ご支援、ご協力頂きましたご父兄、関係者の皆様、誠にありがとうございました。
2月19日にはサン・リフォーム杯争奪「久保ミニバス15周年記念交歓会」、3月12日はキリンビバレッジ周南総合スポーツセンターサブアリーナにて、周南近郊小学生バレーボール大会「第2回サン・リフォームカップ」を開催させていただく予定ですので、子供達の一生懸命のプレーを是非応援しに来てください。

タイガーマスク運動、

皆様もご存知の様に、昨年の暮れから続いている、善意の寄付行為ですが昨今の暗い心痛いニュースの多い中、本当に久方ぶりに、心温まる、目頭が熱くなる美談に私は心から感動しました。
日本もまだまだすてたもんじゃないですね。
名を名乗らず、人に知られず善行を行う、陰徳の美学を大切にする日本人らしい行為だと思います。
すばらしいことですね。
この運動は時代の背景も後押しをしていると思います。
戦後教育において、「公」より「個」に走った日本、民主主義のルールも知らないまま個人の自由、個の尊厳が一方的に強調され、民主主義と相まって金儲け主義が日本人に「己中心」という人生観、価値観を生み出し、今の野放図な社会を作り出した。
そして、資本主義が行き詰まり、暮らしが良くならなく先行きの見えない今、戦後60年以上、「個」に振れていた振り子が「公」の為に働く「公」に尽くすという人間本来の方向に少しずつでも向かっている様にも思います。
我々が忘れかけていた相互扶助の精神の芽生えではないでしょうか。
この様なタイガーマスク運動に始まった共助の精神を大切にし一過性なものにならぬ様、もっと何らかの形で発展性の有る取り組みになれる様、応援していきたいと思います。
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イメージ(児童使用のランドセル)
タイガーマスク運動
とは、2010年12月25日の児童相談所にランドセル10個が
「伊達直人」の名前で届けられた事例以降、日本各地で確認
されている連鎖的な寄付行為の通称である。
「タイガーマスク現象」ともいう。
一連の寄付行為はいずれも匿名で、
寄付先の多くは児童福祉関連施設となっている。(2011年1月19日現在)
伊達直人 / タイガーマスク
幼いころに中学生3人をやっつけた素質を見込まれてスカウトされ、悪役レスラーの養成機関である「虎の穴」に入るため外国に渡る。
過酷な特訓に耐えてプロレスラー「タイガーマスク」となると帰国し、自分が育った孤児院「ちびっこハウス」を度々訪れては援助の手を差し伸べる。
自分がタイガーマスクであることを隠すためにわざと軽薄に振る舞い、子供たちからは"キザ兄ちゃん"と呼ばれている。
子供をかばって事故死する際にも覆面を川に投げ込み、最後まで自分がタイガーマスクであることを明かさなかった。





※こちらのコラムは、弊社情報誌「ありがとう。」vol.24に掲載しています。


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平成23年1月 悠久の大義

  • 投稿日:2011年 1月10日

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は大変ご愛顧いただき誠に有難うございました。
本年も変わらぬご厚誼の程、お願い申し上げます。お正月はゆっくりと過ごすことが出来ましたでしょうか。
慌ただしい師走が過ぎ、1年で最大のイベント事のお正月が過ぎ少しお疲れの方もおられるのではないでしょうか。
『1年の計は元旦にあり』という言葉があるように、1年のスタートの月の1月は、今年の新たなる目標や志を立て自分自身を見つめ直すのに絶好の機会の様に思います。


『この非常時の今、日本人として思うこと』として、

私の愛読書の月刊誌「致知」に二宮金次郎の記事が有り私の卒業した小学校にも薪を背負って読書する二宮金次郎の像が有ったのを思い出し、彼の伝記(「二宮金次郎の一生」三戸岡道夫著)を読んでみました。
とてもすばらしい生き様に大変感銘致しました。
戦後60年の我が国の足跡は、経済一辺倒、経済至上主義で道徳あるいは教育をあまりにも無視しその為に失われた日本人の美質や道徳、仁徳の精神においてたくさんのメッセージが込められている様に思います。
二宮金次郎が説き広めた『報徳思想』は、道徳と経済の融合、一致を訴え、私利私欲の為の商いではなく、社会に貢献する為の商いでなくてはならないと説いています。
又、彼は、至誠というものを大切にし、至誠が実践の第一をなし、こころが至誠の状態の下での、『勤労』『分度』『推譲』という三大徳目を説いています。
 「勤労」・・・よく働くこと。
 「分度」・・・身分相応に暮らす。
 「推譲」・・・慈悲の心。利他の精神をもって世の為人の為自己を捧げる心と行為。
金次郎はこの徳目のとおり生涯を農村に推譲し、資金もすべて報徳金として蓄積され、農村復興資金に投入され私有財産は全く残さなかったのです。
幼少の頃より艱難辛苦、逆境の連続であり、普通あれだけ辛い目に遭うと世の中を恨んだり両親を恨み心がすさんでいくでしょうが金次郎は、その苦労、試練こそが人間を磨き、成長させ、人間を作り上げると説いています。
又、金次郎の有名な言葉に「積小為大」があります。
こつこつやり遂げることがやがて大きなものとなり成果を出すという意味です。
彼は「積小為大」を説きそれを生涯実行し続けたところが偉大なのだと思います。
金次郎の教えは、今の二十一世紀に住む私達に大きな感銘と道しるべを指してくれていると思います。
もし機会がございましたらご一読されてはいかがでしょうか。感謝。
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二宮金次郎像
昭和の時代、この二宮金次郎の像はどの小学校にも見られました。
そしてその意味も子供達は教えられ...今は...今の子ども達は、
この像の事知っているのでしょうか
二宮 尊徳像(にのみや そんとく)
日本の江戸時代後期に「報徳思想」を唱えて、
「報徳仕法」と呼ばれる農村復興政策を指導した農政家・思想家。
通称は金次郎。(正しい表記は「金治郎」)
諱の「尊徳」は正確には「たかのり」と訓む。





※こちらのコラムは、弊社情報誌「ありがとう。」vol.23に掲載しています。


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