平成24年7月 悠久の大義

  • 投稿日:2012年 7月 1日

紺碧の空に

一片の雲もなく夏本番の季節となりましたが、皆様方におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。皆様方のお手元に『ありがとう。』7月号が届くのは、26日27日頃と思いますが、土用の丑の日(27日)にはウナギを食べてこの暑い夏を乗り切っていただきたいと思います。

(ご存知とは思いますが、この習慣は、江戸時代に広まり、ウナギには良質のたんぱく質、脂肪の他、ビタミンA、ビタミンB1・B2などが多く含まれており、夏バテを防止すると言われています。又、ウナギの稚魚の「シラスウナギ」が3年連続の不漁で平年の2倍超に高騰している様です。)







私が今年一番

驚いたニュースは、石原都知事の尖閣諸島発言に対する国民の反応でした。石原都知事が4月16日に「尖閣諸島は東京都が買う」と表明。このニュースを見た時、私は大変感動しました。幾久しく政治家の勇気ある発言を聞いたことがなく、この英断に感銘致しました。しかし『明日から又石原バッシングが始まるのであろうな、情けないことだな』と思っていました。しかし、その後のニュースで購入表明後東京都庁に4日間で3500件の意見が寄せられ、その9割が賛成であったと、又、約30件、数十万円の寄付が寄せられているとの事、私は本当にビックリし、目頭が熱くなり、非常なる感動を覚えました。その後もこの支持は大きなうねりとなり、6月28日現在、寄付金は87232件1284570646円となっています。この行動に私は日本人の誇りを取り戻しつつある日本を強く感じています。
 外交問題、特に中国に対しておよび腰の対応を取ってきた日本、しかし国民は2010年の「尖閣沖中国漁船体当たり事件」の真実を知るに到ったり南京大虐殺がでっち上げであった事などの真実が明るみに出る中、又中国が日本だけでなく、ベトナムやフィリピンに対しても日本に対してと同様に領土問題を一方的に主張し、おいはぎ同然の行動を取るなど、倫理も道徳のかけらも感じることの出来ない国民性を日本人はやっと戦後68年が経ち分かってきたのではないでしょうか。
 戦後、先の戦争においてすべて日本が悪かった様にGHQに洗脳され、そのまま現在までそのマインドコントロールから抜け出せてないのが現状だと思います。でもやっと近年、日本人も目覚めて来た様に思います。
 3・11以降、日本人の死生観、価値観のベクトルが良い方向に向かいつつある一つの現象であろうと思います。誇りある日本人として「是是非非」の精神で毅然とした態度で臨むべきであると思います。

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※こちらのコラムは、弊社情報誌「ありがとう。」vol.39」に掲載しています。


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平成24年6月 悠久の大義

  • 投稿日:2012年 6月 1日

紫陽花の花が

色を深めております今日この頃、皆様方におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
















先日開催の

いたしました『ショールームオープン4周年祭』には、多数ご来店頂き誠に有難うございました。
 又、同時開催いたしました『第5弾震災義援チャリティー屋台』や募金にも多数ご参加していただき、合計189679円の過去最高額の義援金を頂き皆様方の熱い想いを感じることが出来ました。本当に有難うございました。




前々回の37号に

おきまして、『がれき問題』にふれましたが、予想以上の反響があり、ご賛同とのご意見を多数いただきました。
 震災のあったあの日から、1年以上が経っているわけですが、5月になって大量のがれきが約6400キロも離れた地、アラスカに漂着しているとの新聞記事を目にしました。
 おびただしい数の流木に、アラスカではまず目にすることのない日本家屋に使う「ウレタン」、日本語の入ったペットボトルや発泡スチロール...
 現地のアラスカの方々は、この多量のがれきを目にし、まず心配したのが『生態系のバランスが崩れること』でした。
 小さな破片となった発泡スチロールは、野生の動物たちがエサと間違って食べてしまう可能性があり、食物連鎖により被害が拡大してしまう、とありました。そのために早急にがれきを処理したい、と。
 我が国では、未だ『がれき問題』を処理できずにいます。国内で起こった問題は国内で早々に処理していくべきだと思うのです。国内で問題が停留している間に、アラスカには、もっともっと多くのがれきが漂着していくことでしょう。アラスカに限らず、他の国々にも...。
 アラスカでがれき処理に携わるボランティアの方に、新聞記者が「日本ではがれき受け入れ拒否問題が起きている」言ったところ、「じゃあどこに処分するというの? そんな風に嫌がる人はアラスカにはいないよ」と言われていたのが印象的でした。
 もう一度、日本について、この国の未来について、国民ひとりひとりが考えて欲しいと願います。
 今、自分にできることは何なのか。声をあげるべきは何なのか。震災がれきが他の国にも被害を与えていること。その国の人々が前向きに処理を行っていること。
 私達のやるべきことは星の数ほどあります。立ち止っていては何も変わらない、傷つく国や人を増やすだけ。
 あの風景を取り戻すため、みんなが笑顔であるために...もう一度。


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↑アラスカに漂着した震災がれき。
 (下画像:左のオレンジ色の塊がウレタン)







※こちらのコラムは、弊社情報誌「ありがとう。」vol.39」に掲載しています。


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平成24年4月 悠久の大義

  • 投稿日:2012年 4月10日

日増しに

春の暖かさが感じられる今日この頃ですが、皆様方におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
















美しく生きる。

私は人間が生きていく上でとても大切なテーマであると思います。
『美しく生きる』言い換えれば『正しく生きる』ということと同じであると私は定義しています。
 私はこのテーマを掘り下げ、究明し、自得する為に、人は学び続け、葛藤し、そして、そこで生まれた『憤』により成長していくものだと思います。

 3・11の大震災において多くの死を目の当たりにして、日本人のDNAの本幹の部分のリセットボタンを押すことが出来たのではないかと思っています。
 戦後ただひたすらに働き続けた日本人、経済の成長、物欲的な豊かさを追い続け、高度成長期、バブルを経て戦後の日本人の柱であった経済成長が行き詰まり、学校教育の崩壊、自殺の増加、青少年の犯罪の凶悪化、公より個の優先等、日本人の倫理観、道徳観の喪失を少しずつ感じ始めた時期にあの大震災が発生し日本人が心のリセットボタンを押しはじめたのだと思います。
 日本人が戦後忘れかけ、失いつつあった大切な物は何なのか、なぜこの様な日本になったのか等、真剣に『振り返り』をはじめた様に思います。日本人一人一人が『美しく生きる』ことを心掛け、世の中に利他の心が溢れ、日本人の誇りを取り戻し、美しい国日本を築いていきたいと切に思います。
 被災地において遅々として進まない『がれき問題』。なんと嘆かわしいことかと思います。先日アンケートの結果を見たのですが、日本全国で70%の方は受け入れてもいい、そして20%の方は反対、10%の方はわからないという結果でした。以前にも述べたことがありますが、日本人の特性のひとつに困難な状況の時、一般大衆は下位概念から上位概念に、そしてリーダーは上位概念から下位概念に向かうのです。それはこの様な困難の時一般国民は、個より公を優先する様になり、利他の為に生きようとするのです。逆に政治家などリーダーなるものが公より党や選挙区など意識がどんどん下位概念に向かうのです。70%の国民が受け入れを許容しているという結果を見た時すばらしい事だと思い、高い数字にびっくりしたのと同時に何故国民の意識がこの様に高いのにがれき問題が進まないのか憤りを感じ、又政治というものに失望を感じました。国の対応の悪さは歴然であるが、地方政治においても、又この山口県においても...明治維新を無し成し遂げた山口県人として誇りある対応を政治家の方はしていただきたいと切に思います。山口県において受け入れてもいいと声明を出したのは防府市だけであり、他の市は『事なかれ主義』を通している様にも思う。国家の大事とはいえ145年前明治維新を成し遂げんとする為に多くの東北の人々を殺戮したのは事実である。今こそ長州人として他県に先駆けて受け入れを表明し、少しでも東北の方々の痛みを引き受けてあげるべきではないだろうか。






※こちらのコラムは、弊社情報誌「ありがとう。」vol.37」に掲載しています。


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